宇宙の法則

パラレルワールドと時間について

パラレルワールドって?

聞いたことある人、なんとなく知ってる人、けっこういるかもしれません。

一般的な考えから説明します。

例はなんでもいいのですが、定食屋さんに行ったとしましょう。
そこで生姜焼き定食を頼むのか、さんま定食を頼むのか悩みます。
あなたはどちらの選択もすることができます。

あなたが生姜焼き定食を頼んだ世界とさんま定食を頼んだ世界。
2つの世界は少し異なった世界となるでしょう。
パラレルワールドとは、それら2つの世界が「どちらも存在する」という考え方です。

選択肢の数だけ、世界が分岐していきます。
分岐を繰り返した先には、全く異なった世界たちが広がっています。

というのが、ざっくりとした考え方です。

本当のパラレルワールド

世界線と世界点

これは、一般的な説とは少し異なります。
パラレルワールドが存在する、という考えは同じです。

一般的な考えは、「世界線」というような概念から成っていると思います。
一本の線が時間の流れで進んでいき、選択により2本の線に分裂し、
その2本がその先でまた分岐を繰り返す。
というような考えです。

イメージは付きやすいのですが、本当は違います。
衝撃的に感じる方もいると思いますが、
世界線ではなく「世界点」です。

この瞬間の世界を一つの点と考えてください。
点は時間の向きに進んでいきます。上向きとしましょう。
(後ほど説明しますが、これも厳密には違います。
 が、最初はわかりやすいと思うので点が動いてると考えましょう。)

点は上に進んでいき、選択によって2つに分かれます。
わかれた点2つがまた上に進んでいき、さらに分裂していきます。
分裂の回数は無限大にあり点は横にどこまでも広がっていきます。

ここまでは、世界線と似てますね。
最大の違い。点である意味ですが、
過去と未来。
今いる世界点より上側には、今より時間が進んだ世界点が広がっています。
下には、今より時間が前の世界点が広がっています。
全ての点が下から上へと流れ、
ずっと下からも、ずっと上のほうへも点は敷き詰められて流れています。

世界は、線じゃなかったのです。
描く軌跡は、全ての点によって異なります。

ここで大事なのは、あなたの選択一つ一つでいかようにも世界は変わる、ということです。

親殺しのパラドックス

聞いたことある人はあるかもしれません。
これは、いわゆる「タイムマシン」否定派の人の唱えるパラドックス(矛盾)のお話です。

もしタイムマシンというものがあったとして、
自分が生まれる少し前の世界に行ったとしよう。
その世界で自分の両親を殺したら、
じゃあ自分はどうなるんだ?
なぜ自分は存在しているんだ?

というお話です。
これは、パラレルワールドの概念が無ければ生じる矛盾です。
世界は一本の線で過去と未来が繋がっているとすれば、確かにおかしなことになります。

世界点で考えてみましょう。
今、自分が体験している点があります。
そこからタイムマシンで、下方向にあるどこかの点へ飛びます。
そこで自分の両親が死にます。

・・・なにも、矛盾は生じません。
そのタイムマシンで行った世界点においては、両親が子供を生む前に亡くなる世界。
それだけのことなのです。

世界点と時間

一通り大枠でお話したのですが、
もう少し掘り下げていきます。

大きく2つ、衝撃の事実があります。

一つ目。
時間は、実は流れていません。

???ってなると思います。
これは、4次元的な考えに繋がってくる話です。

説明します。
最初に、世界を点として、
点は分裂しながら下からも上へも流れているという話をしました。
多少わかりやすくするため、「流れている」ということにしました。
これが、実は流れていないのです。
ずっとそこにあります。
右にも左にも、上にも下にもどこまでも世界点がそこにあります。

そして、時間が流れているのではなく、
人が世界点を「順に観測している」のです。
下のほうから、上へ向かって、
世界を一つ一つ追って見て行っています。
これにより、あたかも時間が「流れているように感じる」のです。

そして二つ目の衝撃。
人によって、見ている世界点が違います。

あなたはあなたの世界を感じています。
他人は、他人として存在し、意思を持って動いています。
ですが、他の人たちはあなたと同じ世界を見てはいないのです。
全ての世界は存在します。
全てが存在する中で、どの世界を感じ経験していくかは、本当にその人次第なのです。

厳密には違いますが、
実質としては、本当に、あなただけの世界なのです。

どうでしょう。
このことがわかれば、より、自信を持って「自分軸」の選択を進めていくことができるのではないでしょうか。

あなただけの選択で、あなただけの世界を感じていきましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。